MacではMAMPをインストールする事でローカルでWebサイトの開発環境を構築する事ができますが、デフォルトでは1つのドキュメントルートしか設定できないので、何とか複数設定して複数のサイトをルートパスから参照できんもんかなぁと調べてみたらわかったのでメモ。
初めに言っておくとMAMP Proを導入すればあっさり解決できます。
しかもGUI操作でわかりやすく、簡単に。
でもお金がかかります。有料なんですねー。残念ですねー。
出来る事なら無料で済ませたいと言うのが貧乏クリエイターのSaGa。
WindowsでWeb開発を行ってた時はポートを変えて複数のテストサイトを管理してたからMacでもきっとできるはず!できないわけがない!!
とりあえずやりたい事はこんな感じ。
1.複数のドキュメントルートを設定してブラウザ上からルートでアクセス。
例)
/Users/ユーザー名/www/testsite1/ →
http://localhost:8001/
/Users/ユーザー名/www/testsite2/ →
http://localhost:8002/
2.wordpressもインストールしてちゃんと動くか確認
そんな訳で調べてみたらやっぱりMAMPで出来る事がわかりました。
とりあえずMAMPのインストールが必要なので入ってない人はMAMPの公式サイトからDLしてインストールして下さい。インストールは簡単なので何となくわかると思います。
MAMPのインストールが無事完了したらインストールフォルダ内のhttpd.conf
をテキストエディタで開いて、フォルダとサイトを関連づけます。(ちなみにテキストエディタはmiが無料で使いやすくてオススメです。)
/Application/MAMP/conf/apache/httpd.conf
8888で検索すると219行目に
Listen 8888
とあるのでその下に設定したいサイトのポートを追加します。
例)
Listen 8001
Listen 8002
追加したらポートとドキュメントルートを関連づけるため一番下に以下を追記します。DocumentRootの横にサイトのフォルダパスを指定します。
例)
<virtualhost *:8001>
DocumentRoot "/Users/ユーザー名/www/testsite1/"
</virtualhost>
<virtualhost *:8002>
DocumentRoot "/Users/ユーザー名/www/testsite2/"
</virtualhost>
修正が完了したらhttpd.confを保存すれば完了です。MAMPを再起動して
http://localhost:8001/
http://localhost:8002/
にアクセスしてtestsite1やtestsite2が表示されれば無事完了です。
ただし追加する際には以下からポートが使用中でないか確認しましょう。
アップルソフトウェア製品で使われる「一般的な」TCP および UDP ポート
WordPressもフォルダ内にクライアントを入れて、ブラウザからアクセスして実行という従来通りの方法でインストールする事が出来ます。
もしWordpressをインストールした後にMAMPのスタートページが403 Forbiddenでアクセスできなくなったら、Macintosh HD直下に.htaccessファイルが作成されていると思うので.htaccessを削除するかリネームすれば直ると思います。
ただし.htaccessは隠しファイルになっているのでhiddenfilesをインストールするなど隠しファイルが見れるようにしてリネームするなり削除して下さい。
ちなみにhiddenfilesを起動するとFinderが一度消えたりするのが心臓に悪いので自分はDreamweaver上で編集するようにしてます。(隠しファイルを弄る時は大体立ち上がってるので)
参考サイト:
Macでローカル開発サーバ ( MAMP +バーチャルホスト) | TechGaga
MacでMAMPを設定してみよう。 – ちらリズム
TechGagaさんのサイトでは1つのポートでローカルホスト名を設定できる方法も載ってますが、前述したポートを使う方法が簡単でオススメです。
これで本番への導入が楽になりそうです。バンザーイ!!
でもやっぱりMAMP Proが便利で簡単そうなのでiMacを買ったら導入しようかと。
WordPressのURLの指定の仕方によっては外部PCからアクセスするとスタイルが崩れることがあります。
localhost指定だと外部PCからアクセスしたときにCSSなどが参照できず崩れるのでIPアドレスやコンピュータ名で指定するようにした方がいいかもしれません。コンピュータ名だと外部PCのOSによってパスの参照方法が変わるためアクセス出来ないことがあるのでIPアドレスが確実ですがIPアドレスの場合、環境によってIPアドレスが変わってローカルでもアクセスできなくなることがあるので要注意です。