最近読んで面白かった4冊の書籍のご紹介。全て購入して読んだわけではないんですが、知り合いに借りたり、立ち読みしたりして読んで購入を検討している本です。
絵本、建築、タイポグラフィとバラバラですがどれも読みどころがあり一読の価値はあるかと思うので、気になった方は本屋で見かけたら手にとって見て下さい!
1冊目は予約受付も始まって今まさに話題沸騰中の東京スカイツリーの絵本。
絵本とはいえ侮る無かれ!ページ内一杯に所狭しと細かいイラストが満載で、スカイツリーに使われた技術や重機などが非常に詳しく書かれるので大人でもかなり楽しめます!
読んでいて昔から使われている日本建築の技術と現代の技術とが融合してあり日本だからこそ創り得たタワーだというのがわかって興奮します。作者のモリナガ・ヨウさんは他の書籍でも重機や大型の乗り物を描いており、他の書籍にも興味が湧きました。
お子さんがいる親御さんはスカイツリーに行く前に読んでおいて、色々説明できれば親の威厳が保てるってもんですぜ!
2冊目は今話題の建築家の一人である谷尻誠さんの本。「1000%の建築」という堅そ〜な専門書っぽい名前ですが、建築書というよりも谷尻さんの見方や考え方、建築の面白さなどをゆるいイラストを交えて書いてあります。
谷尻さんの遊び心をそのまま本に落とし込んだのかアート本のようにページによって紙を変えたり、蛍光や透明インクを使ったりとお世辞にも読みやすい本とは言えませんが、本人を知ってもらうにはアリだなと。
またtwitterでも書きましたがツルモク独身寮の作者である窪之内先生との対談(漫画仕立て)も共感できて面白い!
こちらも建築の本になりますが、タイトルの通りまさに教科書!といった内容。
建築やインテリアの基本を7人の巨匠ライト、ミース、コルビュジエ、リートフェルト、アールト、プルーヴェ、ヤコブセンの作品から紹介してあります。
教科書というととっつきにくさを感じるけど「世界で一番美しい」と謳ってるだけに手書きのイラスト満載で非常にわかりやすいです。なので建築業界の人よりも建築好きな人や建築家を目指す学生には非常にいい入門書といえるかと思います。
自分が手にとった理由もこの「世界で一番美しい」に「ほほぅ、デカく出たやないかぃ」と気になったからですから(笑
最後の本は名前の通りタイポグラフィの本です。
上で紹介した三冊はちょっと興味あれば誰にでも読みやすい本でしたがこちらは完全に文字好きの人の為の本です。(というか写真集)
ただ平面的なデジタルフォントだけでなく、インスタレーション作品なども含めた世界中の素晴らしいタイポグラフィをまとめてあるのでこういう表現もあったかというような発見がありアイデア探しにはいいかと思います。
ただこの手の本はちょっと値が張るのがお約束。
上の三冊が1500〜1800円程度に対して、こちらは倍率ドンの約3600円。余裕のある時にって感じですかね(笑
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