森井ユカ著「ヨーロッパの住宅広告」を読みました

ヨーロッパの住宅広告
ヨーロッパの住宅広告

足を向けては寝れないほどお世話になっている(実際には毎日港区に足を向けて寝てるんですが…)YUKA DESIGN森井ユカさんが「ヨーロッパの住宅広告」という本を出版されるにあたって、いち早く拝読させて頂いたのでそのご紹介を!!

引越しする訳でもないのにでもネットや日曜の広告や不動産屋にガラスに貼ってある間取り図を見ては「ここに住んだらこの部屋を仕事場にして、ここに本棚置いて、ついでにあの欲しかった椅子を買って…」とあれこれ妄想したことがある人が多いかと思います。
その妄想を世界を舞台(主にヨーロッパ)に爆発させたのがこの本です。

住宅広告というちょっと(ちょっと?)マニアックな題材を親しみやすい文章とイラストでわかりやすく解説してあります。
国によって家に対して求めるものが違うせいかこうも住宅広告って違うのか!ということに驚くと同時に面白さを感じます。

ある国ではほとんど間取り図がないどころか手書きの外観イラストだけだったり、ある国では売値でなくオークション式の開始価格だったり、ある国ではサウナが必ずと言っていいほど付いていたりと、住宅広告のデザインだけでなくその国々の文化とかも垣間見えて非常に想像妄想が膨らむ内容となっております。

また表紙を見ての通り、切り貼りで作られたコラージュのような手作り感あふれるデザインが中身と非常に合っていて読んで楽しい、見て楽しい本となっています。
素材集などに頼りがちのデザイナーの方にはこの独特のアナログ感のあるデザインは非常に参考になるかと思います。
自分はどうも仕事では無地のデザインが多かったりするので、こういうデザインが出来る人が非常に羨ましいです!

ちなみに特にノンブル(ページ番号振ってある所)は必見です!
ブックデザインを手がけた野島さんの職人のような拘りを垣間見えることでしょう。

文庫本を正方形に伸ばしたような形なので電車内でも読みやすいかと思います。
興味持った方は是非手に持ってみてください。奥さん、オススメですよ!!

あぁ、ベルリン住てぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!

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