青森旅行2日目は青森市内にある大型物産店アスパムでお土産を購入した後にむつ市へ向かいました。
むつ市と言えばやはり恐山!日本有数の霊場で怖いイメージがあったりしますが、一方でキレイという噂もあったりとはたしてどんな場所なんでしょう?
アスパムが9時からだったのでそれに合わせて8時50分ころ賀津恵旅館を出発。
出発するときには女将さんが人数分のりんごジュース(缶)をくれました。ねぶた祭の指定席といいホントかたじけないッス。よくある古い佇まいの民宿ですが物腰柔らかで気のいい女将さんでした。
アスパムは青森で一番高い建物らしいですがサンシャイン60や六本木ヒルズとかと比較してはいけません。外観が正三角形ということもあってピラミッドパワーでも溜めてるのかと思いましたがAOMORIのAをモチーフにしたそうな。
大型物産店というだけあって観光客だけでなく地元の人達もここで買い物をする人も多いようです。自分は「けいこの果樹園」というりんごジュースを売っていた啓子さんのトーク術にハマって1リットルのりんごジュースを4本買いました。十数種類の味があったんですが「まるめろ」という品種は酸味が強くて酸っぱいもの好きの自分にはツボでした。味は選べませんが楽天でも買える他、時々銀座の松屋にも出稼ぎに出かけることがあるそうな。
他にツレが頼まれたと言って購入していた「いのち」という青森銘菓を買ってアスパムを後にしました。
青森市からむつ市に向かう道中には大型の風車なんかも発見。


デカイものを無条件に興奮してしまいます。うほっ、いい風車!!
どこにあったか定かでないけれど、たぶん野辺地町あたりだと思います。
引き続き恐山に向かって走り宇曽利湖を周回していると擬宝珠の付いた赤い橋が見えてきます。車から降りて橋の近くまで行くと三途の川でした。

死後の国の三途の川は六文銭渡さないと川を渡れないらしいですが、現代の三途の川には便利な事に橋が付いてます。奪衣婆にとっては商売あがったりですね。橋の近くには奪衣婆との石像もありますが、むしろこっちのお地蔵さんの方が気になりました。

頭がなくなったのか換えの頭の安易感が何ともかわいい。
三途の川から少し進むといよいよ恐山に到着です。

恐山の入山料は500円でしたが入山券をチェックされる事がなく入山。
緩いなー。


恐山内の石が積み上げられている至る所には風車が刺さっています。
漫画やTVでよく見る恐山の風景。
温泉があると聞いていたためタオルを持ってきてましたが

思いっきりメインストリートに面してる上に窓が開いてるため入りたくても入れません。
女湯も同様、入ってる人はいませんでした。(覗いてないよ)
奥に進んで本堂を横に抜けると岩山が出てきます。

恐山っぽい。
手前の看板には「奥の院不動明王参道」と書いてあります。

岩場から離れて看板通り奥の院へ。

ひっそりと不動明王の石像がありました。
他には何も無いので再び岩場へUターン。

岩山のあちこちにも風車が刺さってます。
風が強かったのでこれでもかといわんばかりに回ってました。

みたま石という名前らしい。

石像も沢山ありますが首がないと何か怖い・・・。
供えられた1円玉は何故か真っ黒。

中には宗派の違う石像も。
おじいさん間違えてますよ。

所々からは硫黄臭のする熱風が吹き出てるので注意!
ツレは思いっきり触りました。

岩山を抜けると開けた場所に出ます。

奥には妙にデカイ石像が。たぶん恐山で一番大きい。

横にはこちらもデカイ卒塔婆が。

石像を左方向に進むと宇曽利湖が見えます。
遠くから見ても透明度の高さがわかる。

近づいてみると本当にキレイ!

宇曽利湖の波打ち際。やっぱキレイ!!
ちなみに砂も白と透明の砂が混じったような砂でキラキラしてます。

宇曽利湖から少し離れた所は硫黄のせいか地面が黄ばんでます。

見上げると空にはやたらと大きな雲が。
恐山も満喫した後は入口横にある食堂で遅い昼食にざる饂飩を食べてホテルに向かいました。
この日の宿泊場所はホテル ユニサイトむつ。よくある普通のシティホテルでした。
正直恐山はあまり見るのがないんだろうなと思ってましたが、想像を大きく裏切り不思議な世界観が広がった面白い場所でした。青森市から結構離れているので行きやすい場所ではないですが、個人的にはかなりオススメしたいスポットです!
ただとてもキレイな場所だけにゴミがチラホラ捨てられているのがスゴく残念・・・。
どんなキレイな場所でもゴミ一つで汚く見えてしまうので行った際にはくれぐれもゴミは持ち帰るようにして欲しいもんです。
ちなみにイタコさんは一人もいませんでした。どうやら休祝日はいないっぽいです。
3日目はむつ市から青森県を横断するように移動して白神山地になります。